JAN JAN Camp 第9回じゃんじゃんキャンプ


はじめに

   皆々さまの、ご理解とご協力のおかげをもちまして、第9回じゃんじゃんキャンプを無事に終了する事が出来ました事、心から御礼申し上げます。

 今回のキャンプは、山梨のひとり親家庭のこども達と、福島のこども達との合同キャンプでした。
 テーマは『友情と収穫』でした。
  結果としましては、春のキャンプで植えた野菜を収穫し食材にする事が出来ました。
 収穫作業は甲府市小瀬の堀内農園「甲府こども農園」で実施予定でしたが、天候の関係で、福島の母親達だけで行いましたが大変喜んで頂けました。
  友情に関しましては、子ども達が、お互いの状況や環境を深く理解する事は難しかったですが、孤立する事無く、和やかに4泊5日過ごしてくれました。最終日の退所式では、感動と涙のお別れになり、再会を固く約束しておりました。
 今回も共催してくれた、「尾白の森名水公園べるが」・山梨学生有志団体「この指とまれ!」・NPO法人山梨ナチュラル工房の方々に感謝致します。特に「この指とまれ!」のスタッフの活躍は、募金活動から準備、プログラムに至るまで、全てにおいて感激致しました。
  このキャンプは、県民の皆様に支えられているからこそ、継続できております。多大な寄付金、募金、募金箱を設置していただいた店舗の皆様には、深く感謝いたします。有難うございました。
  また、食材や飲み物等、差し入れしてくださいました、たくさんの方々に心より御礼申し上げます。

  震災から5年半が経ち、福島の問題は過去の事になりつつあると思われます。ただ、福島では賛否両論あると思いますが、実際に苦しんでいる方々がいるという事実は変わりありません。
 私共は、福島からの要望がある限り継続してまいりたいと強く思います。
  山梨の素晴らしさを知ってもらい、県民の温かさに触れてもらい、「おもてなし山梨」を目指します。
 また、ひとり親家庭のこども達にも、なかなか体験できない夏の思い出として、記憶に残してもらいたいと願っております。「この指とまれ!」の学生スタッフの様な、人の痛みを解ろうとする優しい青年になって頂けたら幸いです。

  反省点は、資金の問題でした。補助金、助成金は、一切ありません、寄付金も募金も減少する事は、最初からの課題でした。
  ですから、資金を自分たちで作るために、畑を借り、農産物を生産し、加工、販売をしていく計画ですが、生産量、人生費などの問題で、まだまだ十分な資金を作るところまでは、達していません。今後の大きな課題です。

  次回「第10回じゃんじゃんキャンプ」は、山梨の春を満喫して頂く29年3月下旬、甲府で行う予定です。
 どうか、これからも、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

第9回じゃんじゃんキャンプ実行委員会 委員長
NPO法人山梨ナチュラル工房 理事長
 土 屋   茂




〔プログラム〕

 第9回じゃんじゃんキャンプ 2016年8月19日(金)〜23日(火) 4泊5日
参加人数42名 : 未就学児1名・小学生29名・中学生4名・大人8名
 8月19日(金)  愛宕山少年自然の家 到着  入所式 なかよくなる時間
 8月20日(土)  白州尾白の森名水公園「べるが」 室内プログラム 尾白川川遊び(子ども)
収穫体験(大人)  
 8月21日(日)   白州尾白の森名水公園「べるが」 ミニミニ運動会 尾白川川遊び 花火 お茶会(大人)
 8月22日(月)  白州尾白の森名水公園「べるが」 自由時間 駄菓子屋 じゃんじゃんパーティー 歌発表会 星空観察 
 8月23日(火)  白州尾白の森名水公園「べるが」 退所式 

〔写真〕


〔主催〕

・じゃんじゃんキャンプ実行委員会

〔共催〕

・特定非営利活動法人 山梨ナチュラル工房 ・山梨学生有志団体「この指とまれ!」 ・尾白の森名水公園べるが
・NPO法人ふくしま30年プロジェクト」 ・2R-BASE(福島のお母さんによる団体)

〔後援〕

・山梨県 ・福島県 ・日本赤十字社山梨県支部 ・山梨日日新聞社 ・テレビ山梨

〔協力団体・個人〕

・塩の山ファーム ・じゃんじゃんキャンプ支援の会 ・甲府Jc 箭本様 ・山梨大学 山下教授様 ・(財)キープ協会自然学校 ・宮原照美様
・堀内金吾様 ・小林公典様 ・やまじ農園様 ・佐藤農園様 ・寝具の望月竜王店様 ・どんぐり牧場様 ・岡村農園様
・甲府市総合市民会館株式会社アルティ ・甲府市総合市民会館なないろマーケット ・甲府市総合市民会館なないろカフェ

・寄付金で御支援下さった皆様 ・街頭募金にご協力下さった皆様 ・募金箱設置にご協力下さった店舗に皆様

   様々なご協力 誠にありがとうございました。